おかえりなさい。
おかえりなさい。
 疲れた顔をして、あの人が帰ってきた。


 高速道路を使っても、片道6時間近く掛かるんだから仕方ないか。





 事務嬢と解散したあと連絡が来て、帰宅せずあの人の自宅へ。
 車に乗せて、近くの高台へ。

 何にも言わないで、minの身体を抱きしめる。
 だから、minも聞けない。
 気仙沼行きの朝。

 行き先の半端ない遠さと、女性からの申しつけ(汗)で、自宅を7時半に
は出掛けなければならないと言っていたはずなのに…。

 7時半の時点で、まだ個室にいました。
 というか、7時の段階でまだ布団の中にいました。


 そんなに行きたくないなら、行かなきゃいいじゃん(怒)。




 笑顔で送り出すの、しんどいんだよ。

せつない。

2010年9月19日 恋愛
 夜、会う。

 
 夕方6時過ぎ頃からお嬢さんが“お友達”を連れて来るというので、一旦
帰っていったあの人。
 絡み酒状態に酔った様子で連絡してきたのは、9時過ぎ。

 やっぱり複雑なんだろうなぁ。

 奥様を亡くされてから、男で一つで育ててきたんだもん。





 
 明日から、あの人は、女性提案で気仙沼まで出掛けることになっている。

 そりゃ、祭日と運動会振替休業日。
 女性が『旅行行きたい』って言い出すのは、分かり切ってた。

 でも。
 気仙沼、1泊2日。


 気仙沼!?


 聞いた時、絶句した。 






 最近、個室の中で一緒にいる時、あの人は【抱っこちゃん】の様なのだ。
 必死な仕草で、しかも全力で、minの身体を抱きしめる。

 筋肉痛になるくらい。

 “行きたくない”と呟く言葉以上に、気持ちが伝わってくる。

久しぶりに…。

2010年9月19日 恋愛
 あの人に会う。

 とっても久しぶり…の感じがする。
 いつぶりだろう?


 どうも運動会直前は自覚している以上にminはナーバスだったらしく、あ
の人の声を聞くのも顔を見るのも甘えているみたいで嫌だった。


 これを、他人様からは“かわいげがない”と言われるんだろうなぁ。





 あの人も、昨夜は運動会の打ち上げ。

 だから、お昼過ぎから会うことにしたら…学校で一仕事してきたんだって。


 ある意味尊敬。
 “夜のお茶会”を、こんなに【真っ直ぐな気持ち】で断ったの初めてかも
知れない。
 しかも、仕事理由で。

 明日はお互いに運動会の反省会(打ち上げ)があるし、反省会の日程がず
れる女性が、あの人を迎えに行くと言って止まないそうだ。


 だから、会えない。


 あの人は、minに会うことをものすごく望んでくれた。

 でも、minは断った。


 情けないけど、結構満身創痍。
 鎮痛剤をはじめとする薬を欠かさず服用して、毎日を生きて来たから。



 明日は、初めてダンス指導を任された運動会。
 万全な体調でいたいから。

 ごめんね。

誰だよ(怒)。

2010年9月16日 恋愛
 雨男なのは(怒)。



 しかも、なんでこんなに寒いんだよ。
 痩せたら、寒さに“てきめん”に弱いことが分かった。


 

 明日も雨だったら、泣くぞ。

夜のお茶会。

2010年9月14日 恋愛
 あの人の勤務校も、運動会は同日開催。
 多聞に漏れず、忙しい様子。


 平日、可能ならば一緒に夕飯を食べるようにしているものの、なかなか実
現できない状況になっている。
 お互いに、8時過ぎまで学校にいるのが普通になっているから。

 そこで、発想の転換。

 あの人がお母様の支度してくださった夕飯(酒の肴)を嗜んだあと、大抵
9時半過ぎくらいから、高台の駐車場でお茶会をすることにした。
 用事のないなら、原則毎日。
 minはお茶と、夕飯が食べられなかった日は甘い物。
 あの人は、缶の発泡酒や焼酎。

 星観になったり、月見になったり。
 愚痴大会になったり。


 口論にも、喧嘩にもなるけど。
 minの精神安定剤的な時間だな。
 あの人から帰宅したという連絡があったので、迎えに行く。


 かなり“いい感じ”で、出来上がっていました。



 明日、あの人がさいたま市のお嬢さんのところへ品物を届ける予定に、
女性が【飲み会・お泊まり・同行】を申し出てきたそうだ。

 勿論、断れる雰囲気ではないとのこと。


 無断で出掛けられるより、いいのかな。






 泥のように酔い、minの車の助手席で眠り込んでしまったあの人は、時折
目を覚まし、譫言のように呟く。

 一緒にいても、気持ちが盛り上がらないんだよ。
 哀れだなぁって、思うだけで。
 俺が根性なしだから、minにも悲しい思いをさせているよね。
 ごめん。



 身体も反応しないようになり、女性には『怪しい』と詰られるそうだ。

 性的なことって、精神状況にかなり左右されるもんね。
 着ていく服を、minが選んで調えてよ。


 昨夜、“これから帰るよ&迎えに行くよ”メールをもらったあと、もう1
通もらっていた意味不明のメール。


 荷物取りに、一度自宅に寄ってからになるから。
 9時過ぎるかな。



 合流して判明。
 あの人は、Yシャツとスラックス、ネクタイを数種類ずつ持参していた。





 ということで、今朝。
 お昼頃から、“亡くなった奥様の実家の新築祝い”にお呼ばれしていると
いうあの人の身支度を調える。

 暑いから直ぐネクタイは外すかもしれないけど。

 と言うくせに、万端に調えてくれと言う。




 言われた通りに調えてあげて、自宅まで送ってもらう。

 同居しているお嬢さんに、送迎はお願いできたらしい。


 
 明日は野暮用で出掛けなきゃならないから、会えない。
 だから、宴会から戻ったら会おうね。



 服装を調えるのって、何か照れくさいね。
 

肩透かし?

2010年9月10日 恋愛
 昨夜、結構烈しく口論したんですが()。


 あれ、夢でしたっけ?



 なんて感じちゃうくらい、普通に連絡が来た。

 さすがに、“仕事の”用件とはいえ学校に電話があった時は驚いたし。
 まだ、お姉様方勢揃いだったし。

 8時過ぎに、“これから帰るよ&迎えに行くからねメール”が来た時は自
分の目を疑ったし。



 合流後聞いたら、

 就業時間じゃないんで、仕事上のごたごたは棚上げです。



 そう、ですか…。

口論。

2010年9月9日 恋愛
 『こんな事態になったら、どうする?』

 仕事の大先輩でもあるあの人には、仕事上のことも相談する。

 学級経営や保護者対応、校務分掌の内容まで。



 本校の教頭さん(50代女性・あの人より年上)は、今年度昇級人事で指
導主事から教頭になった方。
 仕事が速く、思い立ったらドンドンされる方なので、結構振り回されちゃ
ってるなぁって思うこともある。

 委員会の掲示を作るように指示を受け、目下動いている最中。

 そのことで、あの人に相談したんだけど…。




 結果的に、口論。



 minとしては動くのは嫌じゃないんだけど、果たしてminがイニシアチブを
取って動いていいのか分からなくて相談したんだけど、それをあの人は消極
的な勤務態度だという。

 あの人の言いたいことも分かるの。
 でもね。


 出る釘は打たれちゃうから、嫌なんだもん。

 …理由(きっかけ)は、仕事だけど。



 あの人は暑い中登山をし、汗だくだからという理由で我が家に寄らず帰宅。
 夕方には体調も回復してきたものの、疲労困憊名なあの人に心配も掛けた
くなかったので好都合…だった。



 夜7時。
 あの人からメール。

 少し遠くまで、ドライブしませんか?

 前後関係全くないメールに、訳分からず返信。



 結局、よくよく聞いたら…。
 あの人の校区に熊が出没し、目撃情報が飛び込んできたとのこと。
 校区…すんごい山。最近まで1村1校状態だったから余計。
 翌日の登校時に十分警戒してもらわなければ…ということで【オレンジメ
ール】という緊急メールを流すことになったそう。


 但し、発信できるのは勤務校のPC端末からのみ。

 しかし、あの人は既に晩酌を嗜んでいる。

 しかも、同居しているお嬢さんが不在。

 
 ということで、20km先の勤務校に向けてドライブが決定。




 以前の勤務校(中学校)の管理職が、緊急事態があった時に奥様に車を出
してもらったと話していたのを思い出した。
 そういうことか。


 なんか微妙だな。
 minは、嫁じゃなし。
 あの人曰く『こういうことは、女性には頼まないよ』とのこと。それも…微妙。

 あの人は、minを自宅まで送って一旦帰宅し休日出勤。

 早く仕事が片づいたら、我が家に来るとのこと。



 夏の陽射しに洗濯に精を出し、来るか来ないか何時に来るのか、全く未定
のあの人を待つ。

 早く来てくれないと、長く一緒にいられない。





 2時少し前に我が家に到着したあの人と、遅い昼食を摂る。
 PTAの会議が終わったあの人から、迎えに行くとメールが来たのが9時過ぎ。


 さっぱりしたメールに、minが何を言っても【迎えに行く】というあの人
の譲らない気持ちが見える。

 あまり生産的な会話ができるとは思わないし、minは来るべきものがちゃ
んときて相手ができない。

 しかも、市販の鎮痛剤が効かない程胃が痛い。



 あの人がもし無理にでも“行為”に及ぼうとした時が、この関係が終わる
時なんだろうなぁ。
 さすがに、問答無用に叩かれたのは納得していない。

 あの人が、ある意味女性とのことをからかわれるより嫌がるのを知ってい
て言ったのも事実。


 朝の定例メールもしなかったし、あの人からの朝夕のメールも無視したし、
退庁メールもしなかった。



 ちょっと、距離置こうかな。

 やらなければならないことが多すぎて、訳分からない人は遠慮したいから。

 夜、あの人に会う。

 お土産を渡すため。


 日曜晩のあの人の言動に不穏な空気が流れていて、早めに修復しようとお
互いに歩み寄った訳だけど。




 栄養士に吐かれた暴言その他を話したら、あの人は栄養士の肩を持つ。

 妙に。
 前々から感じていたことだけど。
 だから職員には、陰で“尻に敷かれている”だの“前世夫婦なんじゃない”
と揶揄されていたのに。


 だから、minも言った。

 前世、夫婦だったんじゃない?




 そうしたら殴られた。


 なにそれ?
 某温泉観光旅館のCMの曲の歌詞のようであるが、そんな感じの朝。

 お互いに朝ご飯をしっかり食べる質ではないのだけど、向かい合い美味し
くいただく。


 10時のチェックアウト、ギリギリにペンションを出る。


 ちょっと関心のある“日光ビール”の醸造所に立ち寄り、予想通り試飲し
ちゃったあの人の代わりにminが運転することに。

 
 昨日からそうだったけど…。

 あの人が鼻歌歌うのって、初めて聞いたかも。




 
霧降高原に泊まる。
霧降高原に泊まる。
 「日光の社寺」の観光を終えたのが、3時少し過ぎ。

 min的には、もう少し観光したいような気が…。


 でも。

 “○太郎の妖怪アンテナ”(byカー田)並の霊感のminは、よっぽど
何かに対して張りつめていたらしく(笑)、車に乗り込んだ途端に脱力。


 minは、もう少し観光したい?
俺は…少しでも早くminと2人きりになりたい。
だから、ペンション行っちゃうよ?いい?




 【24時間仕事中】みたいな顔して、可愛いこと言うんだからなぁ。
 knock outされちゃうじゃん。日頃とギャップありすぎるんだから。



 

 とりあえず、チェックイン。
 すぐ入浴して、軽く汗を流して、お昼寝しました。
min、世界遺産に行く。
min、世界遺産に行く。
min、世界遺産に行く。
 あの人からの、簡素かつ強引なメールに呼び出された某東武の駅。

 …の、隣の駐車場。
 そこからminの車に乗り、“日光の社寺”へ。

 

 考えてみたら、minとあの人の自宅がある町から車で2時間弱の距
離に、世界遺産があるんですね。
 ほー。
 ……って感じです。

 しかし。

 minは霊感が強いのか、日光での“いい思い出”がありません(涙)。



 あの人はずっとminの手を握っていてくれて、耳鳴りはしましたが少
しだけ“いい思い出”に書き換えられたかな(笑)。



 結構面白い経験をしたなぁと思うのは、
 外国人観光者に対する“英語”の説明を聞きながら、大猶院を観光したこと。

 あの人は『何言ってるのかわからん。五月蠅い』と怒っていましたが(笑)。
 
 いつもの土曜日の朝のように、洗濯に勤しんでいた9時過ぎ。

 あの人からのメール。


 min、旅行行くぞ。支度して。




 ……はぃ?







 とりあえず、支度していってきます。

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