拉致られて（笑）、１泊旅行へ出発。

　どうやら長野方面に行くらしいな…と、北関東道から上信越道へ移
動した辺りで、勝手に判断。
　聞けばいいんだけど、なんか貝の様にしゃべらないし…。



　こういう時の、この人。面倒だ。



　体調が良くないので、一定間隔でトイレ休憩を入れてもらう。
　何かものすごく疲れた雰囲気を醸しているので、珈琲を差し入れる（手渡す）
感じで行き先を聞いてみるとビンゴ。

　出発が遅かったため、アウトレットは明日。
　今日は、周辺観光ということに。



　まずは、白糸の滝。
　何だか人が多かった…紅葉は、まぁまぁ。
　ずいぶん昔に“独りで”（笑）見に来たなぁ。相変わらず、綺麗。

　勢いで、“鹿まんじゅう”なるものを食す。
　中華まんじゅうの中身が、味噌味の鹿ひき肉。まぁ…よく分からない。
　鹿食べるの、初体験だし。
　そしておかしいことが一つ。
　minが食べている物は基本“つまみ食い”したがるあの人が、鹿まんじゅ
うには食指を伸ばしてこない。

　まぁ…いいんだけど。


　そのあと、赤城牧場に行く。
　高台から観た、紅葉。
　綺麗だった。
　minの“残念”な程見えない“目”でも、カメラで撮った写真より綺麗に観られるんだと…知った。

　秩父に、ドライブに行ってきました。

　ミュージアムパークを、ゆっくり散策。
　広い公園内を、手を繋いで歩く。

　帰りに、武甲山に向けて恋人達のモニュメントから矢を放つ。


　べた…過ぎ。



　観光農園にて、苺狩り。

　あの人が果物好きだとは知っていたけど、苺をあんなに美味しそう
に食べるのは意外でした（笑）。



　そのあとは、滝沢ダムまであしを伸ばす。

　事務嬢を誘って、赤城山の中腹にある“porupeppo”というからくり
おもちゃの美術館へ出掛けてきました。
　夏、あの人と旅行に出掛けた先で見たテレビ番組で紹介されてい
て、何かとっても行ってみたくて…。


　結局…あの人は、一緒に行ってくれなかったけど。


　元々、木工細工が好きなminにとって…天国みたいな空間でした。




　ギャラリーが素敵だったことは言うまでもなく、実際に触れて遊ぶ
ことができるコーナーもあり、子どもは喜ぶだろうなぁ。
　連れてくるような“子ども”はいないんだけど。
　ゆっくりのんびり見て回って…１時間ちょっと。
　その間、他のお客さんは来ませんでした。

　すっごく…素敵なのに。残念。

　ショップも素敵でした。
　ここだけの話、事務嬢がいなかったら、



　ここからここまで、全部１個ずつください。



　とか、言っちゃってました（笑）。確実に。




　興味がある方は、是非行ってみてください。


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　現代からくりおもちゃ美術館・ぽるぺっぽ
　〒371-0101
群馬県前橋市富士見町赤城山1788-14
　Tel 027-288-1608 Fax 027-288-1649

　（HPに、WEB特別割引券があります。印刷していくことをお勧めします。）

　昨夜は、８時過ぎには『早く迎えに来て、傍にいて』メールが届き始
め、完璧に絆されているminは、結局９時前には迎えに。
　　もはや、悔しいけど絆されていると認めざるえない…。


　そしてほとんど寝かしてもらえないまま朝を迎え、９時前に一旦あの
人を自宅まで送り、自分も帰宅。
　着替えて化粧その他身支度整えて待っていると、９時半過ぎに、実
に爽やかにあの人が迎えに来た。

　一体、その体力…どこにあるの？


　昨晩から今朝と断続的に相談した結果、偕楽園に決定。

　あの人にとっては２週末連続。
　女性と“先に”行ったところという…minのわだかまり。

　それでも、minに観せたいんだと言ってくれたから。



　高速道路に乗り、２時間弱。

　激しい雨と厳しい寒さに人出は少ないだろうという予想を覆して、ものす
ごい人出に驚く。
　お昼を少し回った頃に庭園に着いたので、雨もなかなか激しく降ってるし、
茶屋が混む前にとりあえず何か食べ、それから本腰入れて観梅しようと適当
に茶屋に入る。

　基本、食にあまり重きを置いていないminとあの人。
　茶屋にもたくさんのメニューがあり、常磐神社参道には出店も多種多様に
出ているのに、結局、１人前のおでんとイカ焼きを半分ずつ食べ、あの人は
梅酒とビールを飲み、minは甘酒を飲んで飲食は終了。
　なかなか箸の進まないminに業を煮やして、あの人は、
　『min、あーん。』
とか…し出す始末（凹）。
　そんな風に食事していたら、全く知らないおばあちゃん（あの人のご両親
くらいかなぁ）に、
　『あらまぁ、仲のいい夫婦だねぇ。』
と、微笑ましそうなまなざしで見られ…冷やかされる。



　“ほぇ…自分たちは夫婦に見えるんだ”と、２人して驚く。



　そのあとは、園内で六名木を捜索し、孟宗竹林の小径を歩き、吐玉泉から
湧き出る水の温さに驚き、好文亭から偕楽園と千波湖を眺める。

　人出が多く、激しい雨が降っていてもやはり傘が邪魔なため、あの人と腕
を組み“相合い傘”で散策する。

　雨の日のお出掛けも、なかなかいいね。

　あの人は、とても上機嫌。
　minは、最近になってやっと屋外で手を繋ぐことに照れを見せなくなった
くらいなので、腕なんか組んだことはなかったから。


　２人で出掛ける日はあまり天気が良くないことを、実はminはかなり気に
していたのだけど、考え方というのか…発想の転換でこんなにも違うんだっ
て教えられた気がする。




　帰り道、笠間S.A.で休憩。焼き物市を散策する。

　そこで暖を取るのも兼ねて【自然薯入りけんちん汁】を買うことに。
　minはそんなに食べないし、あの人はあんまり食べると眠くなるし、晩酌
にも響く…と結局１つしか買わず２人で半分こ。
　そこでも、もれなく冷やかされる。


　いつぞやあの人に言われた、
　minといると、エンゲル係数が低いんですよねぇ。
という言葉が、よく分かった気がします。

　min、花を観に行こう。

　そう、あの人が言う。

　遠出はできないけど、花を観に行こう。


　泊まり明けの昨日の朝、女性が梅を見たいとねだったので水戸
偕楽園まで出掛けてきたとのこと。

　特に梅は、minの好きな花木の一つ。
　
　あの人は、女性と出掛けながら、
　“散歩と、花を愛でることが好きなminのことが脳裏に浮かんだ”そうだ。


　そんなことを淡々と呟かれても、ちょっと複雑。




　半日で行けて、ゆっくりできるところ…ということで、秋間梅林を目指し
我が家を出発。
　…したのだけど。
　意外と混んでいた秋間梅林。

　体調イマイチのminとしては、穏やかに静かに花を愛でたい。

　わがままを言って、結局秋間から少し離れたところにある、群馬フラワー
ハイランドまで行ってもらった。

　予想通り、園内はガラガラ。
　
　100%貸し切り状態（笑）。

　面白いほど他の客とは一度も会わないまま、あの人としっかり手を繋ぎ、
ゆっくり丘陵状の園内を歩いて散策。
　寒紅梅が満開で、見上げた空が、見下ろした下界が、ほんのりとピンク
の霞が掛かっているようだった。


　少し寒かったけど、あの人にくっついている“合法的な理由”ができて、
かえって良かったのかも知れないな。