退任式。

2010年4月16日 お仕事
 今年度は、いつもより1週間遅い退任式。


 今年は、“代表児童によるお手紙と花束贈呈”の場面で役目をいただいた
ので、結構朝からバタバタ。

 ただ、役目があって動いていた方が、あの人の挨拶を聴きながら目を潤ま
せるなんてあってはならない事態を他人様に晒さなくてすむって…思ってた。



 穏やかで優しく、“子ども達が大好きな”教頭先生の語り口で淀みなく挨
拶するあの人を、ステージの袖から見ていて…切なくなった。




 夜は、歓送迎会。
 
 あの人はボスの目の前という、実に抜群な近寄りがたい位置に席を設
けられていた。
 一番の下座から、あの人の挨拶に耳を傾ける。
 
 あの人は、遠くで、2人で夜桜を観た晩の話をしていた。

 勿論、minの名前と存在を伏せてだけど。



 この挨拶をもって、あの人が本校の“公の場”で挨拶することはなくなる。

 ある意味、あの人を独占できる。

 嬉しいような。
 切ないような。
 苦しいような。

 何とも形容しがたい…想い。







 なかなか挨拶とお酌に行けないminに、今年から教務になった心優しい大
先輩はお茶目なふりをして囁く。

 誰よりも世話になったんだ…行かなきゃ後悔するぞ。

 目は、お茶目な表情はしてなかった。

 セクハラかな…と笑いながら、minの背を押してくれた。





 また一つ、区切りを越える。

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