手を繋いで。

2010年2月11日 日常
 買い物に出掛ける前、実は知人のお見舞いに行ってきました。
 以前、minが養護学校に勤務していた際に大変お世話になった方の。

 もう10年以上前から鬱病を患っている方。
 
 同僚だった当時、ある一件が原因で強迫神経症と診断される状態になり、
薬を飲みながら仕事することに引け目を感じ俯いていたminに、

 『薬飲んでいたって、胸張って仕事しなきゃ。
 目の前の子どもは、○○さんが薬飲んでいるかいないかは気にしない。
 自分に向き合ってくれている○○さんが、全てなんだよ。』

そう声を掛けてくださった方。
 みっともない程、泣きじゃくった記憶がある。
 その時、『僕も、もう長く鬱病なんだよ』とカミングアウトされた。
 それからは、先輩後輩・同僚というよりも、男と女というよりも、もっと
深い部分で繋がっていると思っている。
 愛しいし、大切な人。


 minの勤務校のボスと変わらない、またはそれ以上のボスらしく、繊細
なその方が病休に入ったのが昨年10月。
 改善のないまま、休職に入ったのが今年の1月4日。

 『美味しいコーヒー、飲みにおいで。』

 そう連絡が入ったのが、今朝。
 たとえ、あの人との予定が入っていても、お見舞いに出掛けたと思う。
勿論、詳細を告げて。


 訪問して、自分の近況を話して。

 そのあとは…ずっと両手を繋いで話を聞いていた。
 繋いだ両の掌から、痛さがじんわりと染み込んでくるようだった。

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