あの人は毎年、元旦17時から高校時代の部活仲間と新年会をしているという。
恩師があの人の母校に在勤していた20年間に、その部活に所属していた人達が
集うので、あの人曰く、
 『もう人数は増えないし、どっちかというと減ってる(笑)。』
…らしい。

 先輩のお店で一次会。
 そのあと、街中に出てあの人含めて同期3人で二次会。

 minは、そのお迎えを頼まれていた訳です。
 でも、例年は、同期の奥様に行き帰り送迎してもらっているとのこと。

 minは基本“意地悪”なので、こんな質問をしてみた訳です。


 m:『ねぇ…誰に迎えにもらうって言うの?』
 あ:『娘…かなぁ。』
 m:『ふぅぅん。娘ねぇ。』(ちょっと不機嫌に(笑))
 あ:『彼女に迎えに来てもらうって…言って欲しい?』
 m:『まぁね。でも、言えるならでいいよ。』(わざと素っ気なく)


 まぁ、期待はしてなかったんですよ。
 あの人、見た目気難しそうなおじ様なので、その口から『彼女…。』。
 いくら何十年の付き合いがある仲間でも、ちょっと退くだろう。
 いくら、しこたまお酒入ってても。

 お迎えに行ったら、予想以上にお酒臭くかつ上機嫌のあの人。

 『へへ…彼女が迎えに来るからって、言っちゃった。』

 ぁ…ありがとうございます。
 でも…店先に2人いたのが友人さんですか。そうですか。

 驚いてたな。仕方ないか、minって5歳前後若く見えるし。

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